このガイドでは、Linuxデスクトップやサーバーでseineを動かす手順を、アーカイブの選択からプールが受理したシェアの確認まで説明します。検証済みの例として公式リリースv0.2.26を使用します。Blocknetの受取アドレスを用意してください。確認方法はウォレットガイドにあります。入力するのは公開アドレスか登録済みの@nameであり、ウォレットのリカバリーフレーズを入力してはいけません。
LinuxでBlocknetのマイニングを始めるには?
プロセッサーに合ったLinuxアーカイブを選び、SHA-256チェックサムを検証して、書き込み可能なフォルダーに展開します。./seineを実行し、支払い先アドレスを入力して、既定のbntpool.com接続を選びます。seineはCPUスレッド数を自動設定し、必要なランタイムライブラリがあれば、Linux x86_64で対応するNVIDIAカードも使用できます。
手順1:アーキテクチャとglibcを確認する
ターミナルを開き、次の読み取り専用の確認コマンドを実行します。1つ目はマシンのアーキテクチャを調べ、2つ目はglibcベースのシステムでGNU Cライブラリのバージョンを表示します。マイニングを開始したり、コンピューターの設定を変更したりすることはありません。
uname -m
getconf GNU_LIBC_VERSION
アーキテクチャに対応するアーカイブを次の表で確認します。v0.2.26のLinuxパッケージはいずれもglibc 2.39以降が必要です。新しいバージョンをインストールする際は、そのリリースの要件を再確認してください。別のCライブラリや古いglibcを使用するシステムでは、互換性のあるディストリビューション環境を使うか、ソースからのビルド手順に従ってください。
| コマンド出力 | リリースアーカイブ | バックエンド |
|---|---|---|
x86_64 |
seine-linux-x86_64.tar.gz |
CPUとNVIDIA |
aarch64 |
seine-linux-aarch64.tar.gz |
CPU |
CPUマイニングの各スレッドには2 GiBのメモリブロックが必要です。seineは利用可能なメモリとCPUリソースから初期スレッド数を選び、マイニング中に調整します。初回はスレッドやカーネルの上書き設定を指定せず、まず正常に接続できることを確認してから性能設定を変更してください。
手順2:アーカイブをダウンロードして検証する
ダウンロード欄でLinuxまたはLinux ARM64を選びます。同じ公式リリースから、リリースの添付ファイルとして公開されているSHA256SUMS.txtもダウンロードしてください。同じバージョンのアーカイブとチェックサムファイルを一緒に保管します。以下の例はx86_64用です。ARM64ではコマンド内のseine-linux-x86_64.tar.gzをseine-linux-aarch64.tar.gzに置き換えてください。
ターミナルでブラウザーがファイルを保存したディレクトリへ移動し、アーカイブのチェックサムを計算します。この例ではホームディレクトリ内のDownloadsフォルダーを想定しています。別の名前を使用している場合は、実際のダウンロード先を指定してください。
cd "$HOME/Downloads"
sha256sum seine-linux-x86_64.tar.gz
16進数のハッシュ全体を、ダウンロードしたSHA256SUMS.txt内の該当アーカイブの行と照合します。展開や実行の前に、すべての桁が一致していることを確認してください。この照合にはリリースに別途添付されたチェックサムファイルを使います。アーカイブ内にも、展開後のファイル用のマニフェストが含まれているためです。チェックサムの一致は公開値との一致を確認するものです。両方のファイルを公式の配布元から取得してください。
手順3:展開して実行ファイルを確認する
ホームディレクトリ内に専用フォルダーを作り、アーカイブをそこへ展開して、バイナリのヘルプを表示します。v0.2.26のアーカイブにはルートに./seineがあるため、次のコマンドで実行ファイルが新しいフォルダーの直下に配置されます。ヘルプコマンドはマイニングを開始せずに終了します。
mkdir -p "$HOME/seine"
tar -xzf seine-linux-x86_64.tar.gz -C "$HOME/seine"
cd "$HOME/seine"
chmod u+x ./seine
./seine --help
これらの操作は自分のアカウントで実行してください。chmod u+xはファイルの所有者に実行権限を与えるもので、システム全体へのインストールは不要です。./という接頭辞は、現在のディレクトリ内のファイルを実行するようシェルに指示します。展開したドキュメントとライセンスファイルはバイナリと一緒に保管してください。
手順4:アドレスを入力して接続する
展開先のフォルダーから起動します:
./seine
受取アドレスまたは登録済みの@nameを入力し、stratum+tcp://bntpool.com:3333を選び、求められたら識別しやすいリグ名を指定します。次回以降、seineは作業ディレクトリを基準とするseine-data/seine.config.jsonを再利用します。同じフォルダーから起動すれば、設定ファイルを見つけやすくなります。入力項目とデータディレクトリについては設定リファレンスに記載されています。
マイナーのハッシュレートと受理済みシェアのカウンターを確認します。次にMy Statsを開き、同じ受取アドレスを検索してください。シェアの受理は、プールが計算結果を受け取っていることを示します。支払いは、別の報酬計算と支払い処理を経て行われます。マイナーの各パネルについてはダッシュボードガイドで説明しています。正常に停止するにはqまたはCtrl+Cを押します。
LinuxでNVIDIAマイニングを行うには何が必要?
Linux x86_64のGPUマイニングには、NVIDIAドライバーと互換性のあるNVRTCランタイムライブラリが必要です。NVRTCは起動時にGPUカーネルをコンパイルします。NVIDIA設定ガイドに従い、ディストリビューションまたはNVIDIAのパッケージからランタイムと対応するbuiltinsライブラリをインストールしてください。パッケージ名はディストリビューションとCUDAのバージョンによって異なるため、自分のシステム向けの手順を使用します。
これらのライブラリがあれば、既定のモードでCPUと対応するNVIDIAカードを同時に使ってマイニングできます。GPUランタイムを準備しながらCPUマイニングを開始するには、CPUを明示的に選びます:
./seine --backend cpu
これは今回の起動でCPUのみを使う指定です。GPUデバイスの選択とGPUシェアの受理確認についてはNVIDIAガイドへ進んでください。ここで説明するARM64リリースはCPUバックエンドを収録しており、CUDAをインストールしてもこのアーカイブにNVIDIAバックエンドは追加されません。
Linuxの起動エラーはどう解決する?
最初のエラーメッセージを見て次に確認する項目を選びます。アーキテクチャやランタイムのエラーはシェアが受理される前に発生するため、プールアドレスやスレッド数を変更してもその段階の問題は解決しません。実行ファイルと環境を確認する間は、検証済みのアーカイブを手元に残してください。
| メッセージまたは症状 | 確認する項目 |
|---|---|
Exec format error |
アーキテクチャが不一致です。uname -mとアーカイブのファイル名を照合してください。 |
GLIBC_2.39 not found |
バイナリには新しいglibcが必要です。互換性のあるシステムを使うかソースからビルドし、システムのCライブラリはディストリビューションの管理に任せてください。 |
Permission denied |
ユーザーの実行権限を確認し、実行を許可するファイルシステム上のフォルダーを使用してください。 |
libnvrtc / libnvrtc-builtins |
互換性のあるNVIDIAランタイムと対応するbuiltinsライブラリをインストールするか、準備中は--backend cpuを使用してください。 |
シェアの受理を確認したら、必要に応じてヒュージページガイドでLinuxのページ設定を確認できます。サーバーガイドではヘッドレス運用とNUMA配置を説明しています。どちらの準備も、この初回起動の手順には必須ではありません。マシン上で何が変わったか判断できるよう、変更は1つずつ行ってください。
よくある質問
どのLinuxアーカイブをダウンロードすればよいですか?
ターミナルでuname -mを実行します。出力がx86_64ならx86_64アーカイブ、aarch64ならaarch64アーカイブを選びます。確認したv0.2.26のLinuxバイナリにはglibc 2.39以降が必要です。x86_64パッケージはCPUとNVIDIAでのマイニングに対応し、ARM64パッケージはCPU専用です。
seineはsudoで実行する必要がありますか?
通常のマイナーは、書き込み可能なフォルダーから自分のユーザーで実行します。アーカイブを展開し、必要なら所有者に実行権限を付与して、./seineで起動します。予約ヒュージページの準備は別の管理作業です。通常の起動では標準のメモリページを使用できます。
LinuxでNVRTCライブラリが見つからないと表示されるのはなぜですか?
LinuxのNVIDIAバックエンドには、互換性のあるドライバーと、対応するbuiltinsライブラリを含むNVRTCランタイムライブラリが必要です。ディストリビューションまたはNVIDIAがサポートするパッケージからインストールしてください。LinuxアーカイブにWindowsのDLLは同梱されていません。GPUの準備中はCPUバックエンドを選べます。