Blocknetを受け取りたい、またはマイニングを始めたいと思って手順を読むと、ウォレット、ノード、マイナーという3つの名前が登場します。1つのアプリが複数の機能を持っていても、それぞれの仕事は異なります。役割を理解すると、適切なソフトウェアを入れ、秘密鍵を適切な場所に保管し、どのプロセスを動かしておくべきか判断できます。
ウォレット・ノード・マイナーの違いは?
Blocknetウォレットは鍵を管理し、自分の資金を識別します。ノードはブロックチェーンを追跡・検証します。マイナーはプルーフ・オブ・ワークの計算を行います。プールマイニングでは、seineは採掘用ノードへの接続を担当するプールにつながります。ウォレットは、支払いを管理する別の信頼できるパソコンに置いたままで構いません。
3つの仕事を1つのアプリが担う場合も
公式Blocknetソフトウェアはノードとウォレットの機能を組み合わせています。そのためウォレットガイドでもコアの起動や同期の待機が説明されています。コマンドラインクライアントはコアを管理し、ウォレットコマンド用の対話型シェルを開きます。seineは別のマイニングアプリです。既定モードではプールに、直接接続モードでは自分が運用するノードに接続します。
| 図の役割 | 主な仕事 | 必要な場面 |
|---|---|---|
| 1. ウォレット | 鍵の管理、支払いの検出、支出の承認 | 自分の資金を管理するとき |
| 2. ノード | チェーンの追跡・検証、ブロックチェーンデータの提供 | 公式ウォレットの操作、または自分の直接マイニング接続 |
| 3. マイナー | 採掘ジョブからプルーフ・オブ・ワークを計算 | マイニングをするとき |
同じパソコンが複数の役割を担ってもよいですが、必須ではありません。1つの構成要素をインストールしても、ほかのすべてが動いているわけではありません。まず行いたい操作を決め、それに合う構成を選びましょう。
ウォレットには何が入っている?
ウォレットが保管するのは、自分の資金を見つけて使うための鍵とローカル情報です。コインはブロックチェーン上で記録されており、ウォレットファイルをコピーしても残高が増えるわけではありません。同じ完全なウォレットの2つのコピーから同じ資金にアクセスできるため、バックアップも使用中のウォレットと同様に保護する必要があります。公開受取アドレスは、ほかの人があなたに支払う宛先を示します。
新しいウォレットはウォレット設定ガイドに従って作り、バックアップと復元のガイドを使って保護されたバックアップを保管してください。プールへの接続に必要なのは受取アドレスか対応する名前であり、シードフレーズ、ウォレットファイル、パスワードではありません。公開された支払い先を複数のマイニング機に設定し、完全なウォレットは資金を管理するパソコンに残せます。
ノードはウォレットのために何をする?
ノードはピアに接続し、ブロックチェーンを追跡して、受け入れるチェーンを検証します。その後ウォレットがチェーンのデータをスキャンし、自分の出力を識別します。この2つは関連していますが別々の進捗です。ノードがまだブロックをダウンロード中の場合もあれば、ノードは追いついたのにウォレットがスキャン中の場合もあります。そのため、同期途中の残高は不完全なことがあります。
ノードガイドは公式コアの起動と接続確認を、ウォレット同期ガイドは確認すべき進捗表示を解説しています。ノードを動かすだけではマイニング報酬は得られません。コアにマイニング機能が含まれる場合でも、チェーンの追跡と実際の採掘作業は別の操作です。パソコンをマイナーと考える前に、採掘プロセスが本当に動作しているか確かめてください。
seineとプールはそれぞれ何をする?
seineは採掘ジョブを受け取り、有効なハードウェアでプルーフ・オブ・ワークを繰り返し計算します。プールモードでは条件を満たすシェアをプールに返します。プールは提出結果を確認し、上流ノードと通信し、解決したブロックを送信して、報酬や支払いに使う記録を管理します。プールに受理されたシェアは採掘結果であり、ウォレットへの即時支払いトランザクションではありません。
この仕組みにより、マイニング機は採掘のためにブロックチェーンのコピーを保持せず、プールへ直接接続できます。設定にはBlocknetマイニングガイド、採掘状況や支払い記録の確認にはプール追跡ガイドを使ってください。プール残高とウォレット残高は別の情報を表します。前者はプールの会計、後者はウォレットがチェーン上で見つけた支払いです。
どのアプリを動かしておく必要がある?
プールマイニングを続けるには、動作するプール接続を保ち、seineを実行し続けてください。支払いがチェーンに記録される間、ウォレットアプリは閉じていても構いません。再度開いたら、ノードとウォレットのスキャンが追いつくのを待ちます。ウォレットが別のパソコンにある場合、それを閉じてもマイナーは止まりません。seineを実行しているパソコンをシャットダウンすると、その採掘作業は止まります。
接続中のBlocknetシェルを閉じることと、バックグラウンドのコアを停止することは異なり、コアのリファレンスに説明されています。ウォレットのリファレンスでは、ファイルのパスを記憶していても、再起動後にウォレットを自動で開くわけではないことも説明しています。確認した公式クライアントでは、再びウォレットが必要になったらコアを起動し、シェルに接続し、ウォレットのパスワードで load を使います。
採掘に自分のノードが必要なのはいつ?
プール経由ではなく直接マイニングを意図して選ぶ場合、自分のノードへの接続が必要です。seineのdaemonモードでは、マイナーは実行中のコアに仕事を要求し、結果を同じコアへ返します。コアは採掘接続に応答できる状態であり、接続は認証されている必要があります。この構成を動かし続けるには、マイナーとコアの両方が利用可能でなければなりません。
初めてプールを設定するなら、既定のプール接続と公開支払い先を使ってください。すべてのマイニング機でノードを必須にせず、ノード運用は別に学べます。直接接続を使いたい場合は、設定と認証の要件についてseineのソロマイニング文書に従ってください。トラブル対応では2つの接続モードを区別しましょう。プール接続の問題とローカルコアの問題では、対象サービスが異なります。
やりたいことから次の手順を選ぶ
Blocknetを受け取ったり送ったりしたい場合は、ウォレットとそのノード操作から始めます。コインの保有や利用にマイニングは必要ありません。既存のウォレットへ採掘報酬を受け取りたい場合は、公開支払い先を用意し、seineをプール向けに設定します。自分の直接マイニング接続を運用したい場合は、ノード設定を追加し、daemonモードの手順に従ってください。
ソフトウェアを変更する前に、症状と担当する構成要素を特定しましょう。マイナーが表示されない場合はマイナーとプール接続、送信済みの支払いがウォレットにない場合はウォレットの選択と同期を確認します。未払いのプール残高なら、プールの会計・支払い情報を調べます。この最初の切り分けで、無関係なアプリを再インストールせずに適切なガイドへ進めることが多いです。
よくある質問
マイニング用の各パソコンにBlocknetノードが必要ですか?
seineでプールマイニングする場合、各パソコンはプールに接続し、支払い先アドレスまたは対応する名前を使います。採掘ジョブやブロック送信に使うノード接続はプールが運用します。ウォレットは信頼できるパソコンに保管してください。秘密鍵を各マイニング機にコピーする必要はありません。
Blocknetウォレットを閉じると支払いを受け取れませんか?
支払いがブロックチェーンに記録される際、ウォレットアプリを開いておく必要はありません。戻ったら、残高を判断する前にノードを同期させ、読み込んだウォレットに未確認のブロックをスキャンさせてください。支払い待ちのプール残高は、すでにウォレットへ送られたコインとは別です。
Blocknetノードを起動すると自動でマイニングが始まりますか?
ブロックチェーンの追跡・検証と、プルーフ・オブ・ワークの探索は別の作業です。ノードにはマイニング機能が含まれる場合がありますが、起動だけで採掘していることにはなりません。実際のマイニングプロセスと報告される作業を確認し、seineのプールモードか直接接続モードを意図して選んでください。